【ES・面接対策】薬学部5年生が製薬企業インターン参加を目指し行ったこと
こんにちは、ふーとです。
2月になり、就活も本番に近づいてきました。中には早期先行が開始しているところもありますが、3月からっていうのがやはり主流ではあるのかなと思います。
今回は2月上旬で5社ほどインターンを終える薬学部5年生が、ESや面接でよく聞かれた内容や、それを書く・話すために行ったことを製薬企業MR職に絞ってお話ししていきます。研究・開発職に関しての記載はありません。
また、インターン内容は企業様の秘密事項となりますので記載はありません、ご了承ください。
~目次~
1.インターン参加までの主な流れ
インターン参加までの主な流れは以下の通りです。夏季・冬季どちらも同じです。
→メールをもとにマイページに登録
→エントリーシート(ES)の提出、動画アップロード
→WEB試験
→面接
→インターン参加
→の間に次のステップにすすめるかの連絡が来ます。合否関係なくだいたい締め切りから2週間以内に連絡が来ることが多かったです。
2.エントリーシート(ES)対策
聞かれるものは企業によって様々ですが、製薬企業はわりとどの企業も似たようなことを聞かれた印象があります。
では一つずつ細かく見ていきます。
1.趣味特技
どこのサイトにも書いてありますが、ギャンブル等でなければ問題ないです。文字数も少ないですし、面接等で聞かれることもほぼなかったので素直に書いて問題ないと思います。
動画でこの内容が使われる企業もありました。その動画も代替30秒~1分程度でした。
2.自己紹介/自己PR
文字数が少ないところは「自分のとがった強みについて」、文字数が多いところは漠然と「自己PRお願いします」とかでした。
自己PRのほうは、自分を客観視して感じた強み(ex.積極性、協調性、コミュニケーション力)を、それが活かされた場面を裏付けしながら書けばOK。自分で分からければ、家族や友人を頼りましょう。活かされた場面はガクチカ等で問題ないです。
自己PRと言われた場合は、上記で述べた自己PRのほか、研究内容や大学での課外活動内容等の記載をしました。最後に「これらの能力は社会において~ところで役立つと考えています。」で締めていました。
3.インターン応募理由
薬学生の場合は薬局や病院に就職するのが普通であり、製薬企業、ましてや営業職に行こうとするのはだいぶイレギュラーです。なぜこの企業なのか、この職種なのかを500文字前後でまとめる必要があります。特に後者は面接でもよく聞かれる内容なので、自分の意見を持っておく必要があると思います。
はじめに理由を簡潔に書きます。理由はなんでもよく、『MRについてより理解を深めたいと思い応募しました。』等で問題なかったです。よく『私の強みは~で、~ところがMRに活かせると思い~』とか書く人いますけど、何となくおこがましい気がして私は書けませんでした。
「MRに興味をもったきっかけ」、「自分が考えるMRにとって重要なこと」等も次いで記載しました。「MRに興味を持ったきっかけ」として薬局実習や病院実習を引き合いに出すのもいいと思います。特に病院実習ではDI室や医薬品管理室の見学で実際のMRさんの働きを見ることができます。「自分が考えるMRにとって重要なこと」を書いた後には、該当企業のHPから企業理念を確認し感銘を受けた部分について記載しました。
最後に、「自分が思うMRの魅力」と「インターンを通してMRから学びたいこと」を記載しました。学びたいことには、姿勢だったり研究開発職との連携だったりを記載しました。
4.学生時代に力を入れたこと
通称‟ガクチカ″と呼ばれるものです。課外活動やアルバイト経験等の記載が無難だと思います。ただ、薬学部だと課外活動をする機会が他に比べて少ないため、研究内容について記載するのもいいなと思います。
ただ、積極性や調整力といったものを示す裏付けとなる場所でもあるので、営業という職種である以上、何かしら人と接点があるもののほうがいいのではと考えています。
5.学業・ゼミ・研究室などで取り組んだ内容
私は今行っている研究内容について記載しました。そこそこ文字数があるので目的から記載していました。
6.自ら工夫して課題解決や目標達成に取り組んだ経験
この質問は意外と多いです。ガクチカとは別に聞いてくることも多かったので、私の場合ガクチカに部活動や委員会活動、こちらにアルバイトでのことを記載していました。アルバイトのほうが話を作るにせよ、「~ことをしたらミスが減った」等組み立てやすいような気がします。
7.今後の医療業界における課題点
現代の医療の問題点に関しては、大学で学習した範囲や社会問題として挙げられているもので十分です。私は『高齢化社会加速による医療費負担の更なる増大』を前提に『セルフメディケーションの必要性』『セルフメディケーションを行うにあたっての情報提供ルーツの整備』について、新型コロナウイルスや薬価引き下げについても触れながら記載しました。
実習で現場をみて感じたこと等も織り交ぜて書けたらより良かったのかな、とも思いましたが、いずれにせよ医療のニュースに明るくなって損はないので下調べしておくといいと思います。
初めにも述べましたが、製薬企業は聞かれることが似通っています。以上の内容を最初にまとめておけばどの企業においても枠組みとなるので、実習が始まる前や時間がある時にまとめておくことをお勧めします。
また、エントリーシートを提出しているサイトもあります。もっと詳しくみたいな、っていう人は登録して自分の行きたい企業を検索してみるのがいいと思います。
ONE CARRERに関しては、提出するとamazonギフト券が報酬として得られます。
ESを書いたらいったん質問事項と記載内容をワードに落としておくのをおすすめします。
3.面接
インターン参加に伴い行われる面接は、基本学生1人に対して社員1人~2人で行われるケーズが多かったです。聞かれる質問に関してはすでに提出したESをもとに行われます。
先ほどと同様、一つ一つ見ていきます。
1.どうしてうちの企業を志望したのか?/知ったきっかけは?
本採用ではなくインターンなので、「御社に興味を惹かれた」で締めるのが無難だと思います。私は医療用医薬品を取り扱う製薬企業相手にはきっかけとして、「薬局実習の際に触れることのおおい製品が御社開発のものだった」と話すことが多かったです。
ESに記載した人はその通り話せばいいと思います。
2.自分が薬学部を志望した理由は?
自分はここで「人の健康に役立つ仕事がしたくて」という風に答えたら、「医学部にはいかなかったんですね」と言われたのが印象的でした。
素直に「医学部も検討したのですが受験時学力が足りなくて、ご縁があった薬学部に行きました。薬学という学問自体は面白くて今の環境に満足しています。」と言いましたけどね。。。そこの企業のインターン選考は通ったので、特に悪い印象は与えなかったんだと思います。ハイ。
3.高校時代の話
さらっと聞かれる内容。部活動だったり委員会活動の話をしました。
そこそこ名が通る都会の高校出身だったから...?かもしれない。
4.就職活動をするにあたって大事にしていること
薬局やドラッグストアでは間違いなく「福利厚生」と答えてしまうのですが、製薬企業でそう答えるのはナンセンスだな...と思います。
私の場合は「大学で学んできた薬学的専門知識を活かせること」「患者様に新たな医療方針を提供できること」という内容に、自分が思う「強み」を交えて話しました。
5.なにかそちらから聞きたいことは?(逆質問)
この質問が来た際に必ず聞いたことが2点あります。
①「今後の製品開発への意向」
製薬企業の中には、医療用医薬品ではなく一般用医薬品の開発に力を入れている企業だったり、ジェネリック医薬品に傾倒している企業など様々な企業があります。医療用医薬品の開発には膨大な資金投資が必要であり、また開発された際にはMRとしての活躍の場が拡大されることを意味します。一つ今後の展望として知っておくのもいいのではと思い聞いていました。
②「コロナ下におけるMRの働き方の変化について」
MRは病院(クリニック)や薬局に出向いて自社製品の情報提供を行うことが仕事です。コロナが流行する前は直接出向いていても、今はオンラインでアポとって~というパターンが増えているらしいです。
MRの働き方に加え、企業側がMRに対して行っているサポートがあれば伺いました。
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こんな感じです。インターンは採用に直結することもありますが、そこまで気を張らずに参加しても問題なかったな、と後になって思います。
昨年は新型コロナの影響で、実習期間がずれたり色々ありましたが、今年はどうなるんでしょうね。いろんなことが無事終わるといいです。
それでは、さようなら。